連休中の窓口の営業についてと、ノミのように待つ話

こんにちは。
はなひ堂新井です。


連休中の持ち込み窓口の営業時間をご案内させていただきます。


5月2日(土)---お休み

5月3日(日)---お休み

5月4日(月)---お休み

5月5日(火)---お休み

5月6日(水)---お休み

5月7日(木)---通常営業

5月8日(土)---通常営業


以上になります。


このゴールデンウィークは恒例のごとく家族総出で義弟の田植えのお手伝いに行っているため、持ち込みも出張買取も受付できません。ご不便をおかけしまして恐縮しております。


宅配買取りは受付と集荷のみ行っていますが、査定のみはお休みしていますので、その旨ご了承ください。


ネット注文の発送は5/4にまとめてさせていただいております。



現在はこういった情勢ですので、当店でも色々な対策をしています。


スタッフへのマスクの支給や、手洗いや除菌なども徹底して業務にあたっています。


出張買取時もマスク着用は当然として、業務が終わればできるだけ早く帰ったり、もしくはできるだけその場で査定しないような形で対応させていただいております。


それでは肝心の当店への出張買取の依頼はというと…やはり皆様も不要不急を避けているようで、先月あたりから目に見えて依頼が減ってきています。


当店の生命線は買取りですので、普段であれば買取りが少なくなれば声を大きくして「ぜひご依頼ください!」と言いたいところなのですが、このご時世ですので、なかなかそうもいえないような気もしていて、初めての事態に戸惑っています。


もちろん依頼があれば喜んで伺わせていただきますが、今は耐える時期ということでしょうか。


ノミは木の上で長い間、寄生できる動物が通るのを待つそうです。それは何年にも及ぶ待機時間となることもあり、ときに10年にもなることも。あるいは待っている間に生き途絶えることもあるようです。


これを何かの本で読んだ時は、待っているくらいなら積極的に動けばいいのではと思ったのですが、これがノミの戦略のようです。ひたすら待つ。エネルギーの消耗を少なくして、徹底的に待つ。


古本屋というのは商売ですので、仕入れが少ないときは積極的に動くのが常ですが、今はそういった積極的な動作が意味をなさないというか、何か歓迎されていないような気配さえします。そうしたときにふと思うのです。こういった場合にはノミの戦略もまた一つの回答なのかもしれないと。


当店は今、ノミのようにじっと待っています。開業8年目にしてたどり着いたノミの境地。世間の空気が変わることなのか、買取依頼が来ることなのか、何を待っているのかは定かではありませんが(^_^;)、とにかく今はこの状況を楽しんでみようという気になっています。やりたくてもできなかったこととか。そしてもちろん本を読むこととか。


誤解のないよう最後に書かせていただきたいと思いますが、とはいえ当店は出張買取のご依頼は大歓迎です。ご処分の際にはお気軽にご連絡いただけますと幸いです。

お知らせ 2020年5月2日