こんな本でも大丈夫?? ー スタッフY

こんにちは。スタッフYです。


「本を売りたいのだけど、こういう状態のものは大丈夫ですか?(買取可能ですか?)」と、お客様からお電話でお問い合わせをいただくことがあります。



1、『本が汚いんですが…』



長年本棚に入っていて埃をかぶっているという意味で、本が汚れてしまうのは仕方のないことです。


もちろん、読んでいる最中に飲み物をこぼしてしまったり、「三體千字文」の使用中に墨をこぼしてしまったりというように汚れてしまった場合にはお値段がつけられなかったり、その分査定額が下がってしまうのはご理解いただければと思います。


埃をかぶった状態で長くおかれると、その部分にシミがついてしまいますが、古書にはつきものですので、そこまで気にしなくても大丈夫です。


シミの有無で査定額がだいぶ変わる場合は、そもそもその本の中古相場が低いというのが理由です。


出張買取の際にはそのままでももちろん構いません。


店頭にお持ち込みいただく時にも基本的にはそのままで結構ですが、弊店まで運ぶことを考えると、お客様ご自身の衣服や車内に埃がついてしまうので(;^_^A、お手数でも多少はきれいにされてもいいのかもしれません。



2、『カバー(函等)が無いのですが…』



本+ディスクという形で販売されている商品のディスク欠品や、雑誌などの付録として明記されている冊子類の欠品などはお値段がつかないことの方が多いです。


ただ、カバーや函が無い場合は査定のマイナスポイントではありますが、中古市場に中々出回っていない専門書等であれば、カバー等が無くても読めればいい!というお客様もいらっしゃるので、全くお値段をつけられないということは少ないです。



3、『書き込みがあるのですが…』




希少性のある本等で中古相場が高いものならば、書き込みの分だけ査定額は下がってしまいますが、お値段をお付けできることも多いです。「安く読めるならば…!」という需要もあるからです。


もちろん、程度によります(;^_^A


同じ本でも、1ページの線引きや書き込みがわずかで、それが全体のページ数の3割程度であればお値段のつく可能性は高いです。


逆に、ほぼすべてのページにびっしりと線引きがあるとか、余白がすべて埋まるくらいに書き込みがしてあるという場合にはお値段はつかないでしょう。


また、書き込みがわずかであっても、問題集や参考書の練習問題部分の選択肢に書き込みがしてあると、お値段はつけられません(;^_^A


勉強しようと思って買った本に予め答えが書き込んであったのでは、自分の理解が深まらないですからね…。



4、『帯やその他の付属品』



本には様々な付属品がつくことがあります。


帯などの場合は、“レトロコミックの初版本についている帯!”のような特殊な場合を除いては、なくしていても特に査定額に影響はありません。


しかし、全集にチラシやスリップとは別に挟み込まれている『月報』は査定額に影響があります。


「月報」や「付録」、呼び名は様々で、付属していない場合もありますが、数枚の紙を折った冊子(と呼ぶにも簡易的過ぎる作りをしている)のようなものです。



とはいえお客様のほうで判断するのも難しいケースもあると思いますので、お気軽にお問合せいただけますと幸いです。

はなひ堂ブログ 2021年7月17日