一言伝えてからやればよかったのに
こんにちは。
はなひ堂新井です。
先日買取りさせていただいたお品物を倉庫に移してクリーニングをしました。
今日は若干肌寒いですが日差しは強く、倉庫内作業も快適にできました。
まだ2月ということもあり、出張買取の依頼は少なく(皆様のご依頼をお待ちしております!)、こうなってくると毎年恒例のことではありますが、電話が壊れているのではないかと疑って自店に電話をかけてみたりしています(^_^;)。
おそらくどの店にとっても2月は年間を通して最も出張買取依頼の少ない月で、いくら楽観的な私でさえも、この時期は将来に対する不安が多少生まれたりもする月でもあります。
その理由は、古本屋が不安を覚えるのは売上の悪い月ももちろんそうですが、それ以上に深刻に考えるのは仕入れがないことだからです。
基本的に小売業の売り上げは自店の在庫から生まれますが、その在庫は仕入れによって生まれます。
そして古物商の場合その仕入れは買取りを意味しますが、その買取りはどこから生まれるのかと申しますと、皆様からのご依頼から生まれるのです。
ですので電話が鳴らないのは死活問題で、いくら2月はご依頼の少ない月だと頭ではわかってはいても、感情がそれについていけません。
電話が鳴らないもう一つの可能性について考えてしまいます。もしかして壊れてるんじゃね?
ですのでその不安をかき消すかのようにスマホを取り出し、電話をかけてみます。
すると自店の電話が鳴る。電話は壊れていない。
ホッと安心してスマホをタップしてコールを止めます。
すると電話に出ようと手を伸ばしたスタッフが怪訝な顔で私を見ます。
「ごめん、ちょっとかけてみただけなんだ」と答えると、スタッフがため息を漏らしながら仕事に戻ります。
電話は壊れていませんでしたが、何か別のものが壊れてしまいそうだというもう一つの不安が生まれてしまいました。
はなひ堂ブログ 2018年2月26日