最近お売り頂いた本-医療福祉関係、SF、中国料理の本
またまた恒例のごとく、最近お売り頂いた本をご紹介します。
医療、福祉関係の本をお売り頂きました。
主に言語聴覚士の本をお売り頂きました。
出張買取依頼の電話を受けたスタッフが「内容は言語関係の専門書だそうです」と言っていたので、てっきりソシュールとかチョムスキーとかなのかなと思ってお宅に伺うと福祉関係の本が積まれていました。
スタッフの話と実物が食い違うことから、不思議に思いながらもよく目を凝らして本を見ると画像の言語聴覚士の本でした。
うん確かに言語関係だとか、医療福祉のジャンルでも扱うことが少ないなとか思いながら、本の相場を調べつつペラペラとページをめくりながら査定させて頂きました。
本をペラペラしただけの浅はかな感想を申し上げますと、言語に関連する障害の原因等を調べる方法は多様で、それらのケースに色々な調査が用いられていてとても興味深く感じました。
なぜ興味深く感じたのかというと言語に関する本はたくさんありますが、それはおそらく前述のソシュールにしても(ソシュールなど読んだこともありませんが(^_^;))、理論として言語の構造なり意味なりを分析する本とはまた別の角度から言語を見ている(?)ように感じたからです。
言語聴覚士の本は実践的で、普段本で触れることのないパフォーマティブな言語を目の当たりにしたというか、身体の機能としての言語が迫ってきたというか、とにかく言葉というのは脳で製造されたもの(?)が口から発せられ、そして正常に発語できないということは体のどこかしらに問題がある、という当たり前の人間の機能に驚いたのでした。
ちょっと説明が下手で申し訳ありませんが、いつもは医療関係の書籍をペラペラめくっても興味が湧くことはないのですが、言語聴覚士の本だけはなぜか興味がそそられて少し読んでみたい気にもなりました。
当店は医療、福祉の専門書は強化買取りしております。
新しいものしかお値段の付かないジャンル、発行部数の多いものはお値段が付けにくい等、本によっては色々な傾向はありますが、ご不要になった本がございましたらお気軽にお問合せください。
SF小説をお売り頂きました。
ハヤカワ、創元SF文庫等、SF小説をお売りいただきました。
画像にサンリオSF文庫があります。
同業者と「今は悲しいくらいサンリオが安くなった」という話を数年前にした記憶があるのですが、それから数年経った今、その時よりも更に安くなってしまいました。
とはいえ中には定価を大幅に超えるものもまだあり(定価を超えないものもあります(^_^;))、背の火星人のマークを見れば「おおっ」となる古本屋は多いと思います。
それにしてもなぜあのサンリオが出版に携わっていたのかはわかりませんが、SF文庫以外にも絵本や児童書などをよく見かけるので、一時は本格的に出版業をされていたのではないかと推測されます。
やなせたかし編集の「詩とメルヘン」などは買取の現場ではよく見る雑誌で、SFや絵本やそういった雑誌を見ると、なんとなく出版社としてのカラーが出ていて、その辺のブランディングはさすがサンリオと言わざるを得ません。
サンリオはさておき、SFというジャンルは絶版している本も多く、ネット販売で購入されるお客様からのお問合せでも「おたくの出品しているハヤカワのカバーは2版のカバーかどうか?」など、かなり細かいコレクター様からの問い合わせも受けます。
そういったコレクター性の高いもの(初版とかサイン本とか)は当店の得意とは言えない分野ですが(むしろ苦手かもしれません…)、とはいえSFは個人的に読むこともあり、好きなジャンルでもありますので買取は大歓迎です。
中国料理の本をお売り頂きました。
漢方、薬膳や中国料理の本をお売り頂きました。
普段お売りいただく料理の本で一番多いのは日本料理の技法についての本ですが(あとから考えたら一番多いのはムックのレシピ本でした(^_^;))、中国料理、フレンチ、イタリアン等も専門色が強いものも多く、そういったものはお値段の付きやすいです。
今回お売りいただいた中国料理の専門書も珍しいものが多く、がんばって買取りさせていただきました。
この度はたくさんの本をお売り頂き、ありがとうございました!
買取実績 2018年10月7日