スラムダンク的コミック以外(?)の悲しみ
こんにちは。
スタッフY(嫁)です。
前回、コミックセットの出品を担当していると書いたのですが、今回は入荷から出品の流れとそこにまつわる切ない気持ちをちょっと書きたいと思います。
まず、コミックをお客様から店頭にお持ち込みいただくか、出張買取で入荷するか、宅配買取りで入荷するか、東京で開催されている市場で仕入れるかのいずれかで私の目の前にコミック達がやってきます。
当店では、コミックを単品としても販売していますが、できる限りコミックセットとして出品できるように調整をしております。
お伝えしたいことが少しは想像しやすいかと思いますので、私の手元にきたコミックが旧版スラムダンクだった場合でお話しします。
旧版スラムダンクは全31巻、通読できない程の傷みやカバーの欠品などの問題が無く、31冊全巻揃っているようなら、クリーニングをして即出品となります。
私の内心(おお、久しぶりの入荷ですね。こんにちは。そして、いってらっしゃい。)
一部の巻が不足していたり、傷みなどがある場合。これではセットとしては販売できませんし、単品として販売して売れるのかどうか(他のコミックでも同様ですが、愛蔵版や文庫版なら昔の作品でも売れたります。)なので、倉庫内に在庫しているコミックから出品に使えるものを探します。
私の内心(16巻と20巻…お、あった!ラッキー!!これで出品できるね♪)
在庫の中に探している巻がない場合は、いずこかで購入し、全31巻のセットとして完成させ、出品します。
私の内心(苦労したけど、やっと揃った!早く出品しよう!)
全31巻のうちの数冊のみしかなかった場合。在庫から不足を補充するにも限界がありますので、在庫用としてしばらく倉庫内でお休みしていてもらうことになります。
皆様ご存知の通り、スラムダンクは中古市場でも安定した価格で取引がされている商品です。
そのような人気商品の入荷から出品までの一連の流れでは、ウキウキと、セット商品としての完成を楽しむ余裕があるのです。
スラムダンクの他にはONE PIECEや美味しんぼ、名探偵コナンなどが挙げられます。
セット商品として定番のタイトルですので、よろしければ査定だけでも是非どうぞ(^^)
話が逸れましたが、冒頭の『切ない気持ち』がいかなるものかと言えば、上記のスラムダンク的商品『以外』の場合なのです。
私もコミックは読んでいた(いる)ので、懐かしのタイトルと再会することもあります。
中高生時代に友人と夢中で読んだあのコミックが!!と懐かしさでテンションは上がります。
・・・が、その中古市場価格を確認し一気に下降。。。ということも多々あるのです。
(当店既定の出品価格基準に達しないものは、それなりの処分になります。)
当時は人気でも、今はその勢いが無いため低価格で出品できない。
私の内心(悲しいけど、私は好きよ。)
文庫版なら販売可能だが、新書版等では低価格で出品できない。
私の内心(新書版もいいところはあるよね。コマのサイズが大きくて読みやすいとか。)
市場に出ている数が多すぎるため低価格で出品できない。
私の内心(やっぱみんな好きだよね!価格が伴ってくれると大人の事情でさらに嬉しいんだけどな。)
おそらく店長あたりはこのような悲しさを感じることなく、買取・査定に従事しているのでしょうが。
私は、私が好きだった(好きな)作品が価格としても評価されていると良いなぁと思ってしまうのでした。
店長コメント : いや、私だって好きな本の相場が低い時には悲しさを感じて仕事してますよ(^_^;)
はなひ堂ブログ 2019年2月3日