本の出張買取の運び出しはポリエチレンテープで ー スタッフY

こんにちは。スタッフYです。


弊社の出張買取は基本的に店長かもう一人の男性スタッフが一人でお客様のお宅へ伺うスタイルです(ほぼ9割が店長です)。


しかし、お引越し前の大幅な書籍の整理、ご家族の遺品整理等、1人の手に余る買い取りのご依頼も多々ございます。


そんな時にはスタッフ数名も同行するのですが、まずは私に声がかかります。


体調不良さえなければ、アレコレは適宜他にお任せして同行しますが、それが難しい場合は他のスタッフに、しかし、それも難しい場合には???


そんな事態が先日発生し、急遽スタッフKさんに助っ人を依頼をしました。


出張買取に同行し何をするかと言えば、ひたすら本の山をまとめ、車に積み込むという作業です。


車に積むのは、まあ、三次元テトリス(そんなゲームあるのでしょうか?(;^_^A)的に、効率よく、隙間ができないように載せていけば良いのですが、大変なのは本をまとめることです。


買い取りの際にお客様が本をどのように出していて下さるかはお邪魔するまで分かりませんが、本棚に入ったままでも、お部屋に平積みでも、効率よく運び出さなければなりません。


そこで。本をある程度の数積み上げ、まとめてポリエチレン平テープ(※)で縛るのが弊社のやり方です。


(※)体育祭の応援でポンポンを作る時に使う、透明でひらひらしたアレです。『スズランテープ』は商品名のようですね。初めて知りました。。。


さかのぼれば7~8年前、この『はなひ堂』もできたての頃。そんな駆け出しの古本屋に大きな買い取りの依頼が。


私はまだ本業を別に持っており、休日の手伝いとしてその出張買取に同行したのですが、悩みは一つ、『どうやって持ち出すか』でした。


5万冊を優に超える冊数で、当時は店長ですら紐で縛る技術も覚束ない状態。苦肉の策で、段ボール箱に詰めて持ち出すという方法をとりました。


本棚に入った状態のものも多く、ひたすら箱に入れ、運び出す・・・何日かけて終わらせたかは覚えていませんが、箱が大きすぎると重くて持ち上がらず、軽くても持ち手が無い箱ではするすると軍手を滑っていきました。


倉庫に持ち帰って、トラック(当時はトラックを使っていました)から降ろす。積みあがる箱。


当時の苦労を今でも思い出し、時に戒めとして店長と話し合うこともあったりなかったり。


さて、時を経て、先達のアドバイスもあり、『紐で縛る』にたどり着くことができました。


本のサイズを揃えて(文庫、新書、単行本…様々なサイズがありますね)、小口の方向を揃え、横向きにぐるぐる回して縛る!! これだけなんです。


文字だけではかなり分かりにくくて恐縮ですが、こればかりは見てみないとわからないですよね。


スタッフKさんもかなり苦労していましたが、数日間の特訓の直後だったため、上達も早かったというのは店長談です。


やはり、習うより慣れろ、ですね。(余談ですが、私は今年あった大きな買い取りのひとつで、やっっっっっっと、この『紐で縛る』を習得いたしました(;^_^A)


とはいえこの方法で縛った状態で古紙回収に出したら持って行ってくれないと思いますので、この縛り方はあくまでも簡単に持ち運んで、お店でほどくためのやり方なのでその点ご注意ください。

はなひ堂ブログ 2020年12月10日