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覆刻本か原本か? ー スタッフY

こんにちは。映画鑑賞が趣味(のひとつ)のスタッフYです。


私が映画好きになったきっかけは、幼少期に父が家でよく映画を観ていたことでした(そういえば何度か家族四人で映画館にも行ったなぁ…)。


主に洋画でしたがジャンルも様々、SFからホラーからミュージカルまで…。


今でも時々無性に観たくなってしまうのがその当時に観て印象深かった作品です。


当時はビデオで観ていましたが、今はDVD、たまにBlu-ray、はたまたAmazonのプライムビデオなど。


しかし、残念なことに『オトナの事情』によりDVD化等がされず、現在では観ることが叶わない作品も多いのです。


実家にビデオデッキは残っていますし、近所にはVHS版のレンタルをしているお店もありますが、再生するのは中々ドキドキしますので(^_^;)、ディスクで欲しいというのが私の願いです。


そして、本にも同様の思いを持つ方もきっと多いはず!


コミック雑誌の刊行○周年記念で新装版コミックが出たりもありますよね。


もっと深いところで、様々な分野での研究をされている方。資料として手に入れたいと思う書籍は多いのではないかと思います。


古書の出品をしていると『覆刻(復刻・複刻)版』という表記のある本に出会います。


覆刻とは。『古書等をなるべく原本に忠実に複製・刊行すること』だそうです。


ちなみに『覆刻』が正しい表記のようです。『復刻』は原義的には妥当でなく、『複刻』は当て字とのこと。(調べて初めて知りました!)


覆刻版の本を開いてみると、原本に忠実に複製していることが分かりやすく表れている部分がふたつあります。


ひとつは序文。よくある書き出しは『覆刻にあたって』で始まる、覆刻時に付け加えられた序文が前に、そしてその後に原本が発行された当時の序文、ふたつが並んでいるものです。


もうひとつは奥付。こちらも覆刻時のものと当時のものが並んでいます。


並んでいるといっても、併記ではなく、別ページで表記されています。


本の身元を知りたいときはまず奥付を読んで、タイトル(表紙や背では分かりにくかったサブタイトルやシリーズ名がすっきりと書かれていることもある)、著者名、出版社、初版年・刊行年をチェックするのですが、書かれている刊行年からすると本の状態が極端に良いとか、書体デザインが古い感じがする…という違和感があって、その本が覆刻本であることに気づくこともよくあります。


函やカバーといった外装を見ただけでそれと分かるのは国書刊行会が出版している場合でしょうか。


覆刻本か原本かどちらが価値があるのでしょう。中古市場の価格設定は様々で(そもそも『古本の定価』などは存在しないので各書店の基準によることになりますが)、覆刻で状態は格段に良いとは言えやはり原本が欲しい!派もいれば、隅々まで読んで読んで読んで…に耐えられる覆刻版が欲しい!派もいるのでしょうね。

はなひ堂ブログ 2021年5月11日