古書を買取る司祭(足りなかった時は、近くにセブン銀行(教会)があるじゃない。)
こんにちは はなひ堂 新井です。
私事で大変恐縮ですが、風邪を引いてしまいました(´・ω・`)
そのため、本日出張買取の電話があった際に咳をゴホゴホとしまくって、 「大丈夫ですか?今にも死にそうですよ?」と心配されてしまったほどで、 とはいえ熱などは全く無く、体調はすこぶる良好で、買取後プールへ行って 20分ほどノンストップでクロールを泳いだほどです。長い。文が。
そのため午前にお電話をいただいて、午後にはお伺いすることになりました。 でかいマスクで完全武装して新潟市中央区まで出張です。
あっ、そういえば中央図書館行ったことないな、帰りに寄ろうかなと思いながら運転していると、道に迷うこともなく到着しました。
まずは挨拶をして、マスクを着けさせていただく非礼(なのでしょうか?) を詫びた後、ご本のあるお部屋へ通していただきました。
お庭に池のある家の和セレブ(?)な雰囲気に若干飲まれながらも渡りを歩き、 目的のお部屋で本を見た瞬間思いました。
「支払いは手持ちで足りるのかな?」
合計100冊弱でしたが、いずれも品ぞろいの古書で、持ち主の方が本好きであることが伺えます。
聞けば持ち主はお亡くなりになったそうで、その遺産整理の一環として当店を呼んで頂いたとのこと。ありがとうございます。
お客様には少々時間がかかることをお伝えして、長期戦がスタートしました。
函から取り出し、一冊一冊の価値を見極めていきます。
査定にかかった時間は1時間弱。通常100冊程度なら15分もかからないのに、その4倍以上の時間がかかってしまいました。
お支払いをして(無事足りました(^_^;))本を車に詰め込んだ後にはどっと疲れが。「古本屋は本の霊の司祭」と東京の超有名古書店の方がつぶやいていたように、なるほど今日の仕事は司祭的だったなと、いつもの文庫やコミックとは別の神経を使った疲労感の中で思いました。
お客様は本サイトを見てお電話くださったようで、帰り際にその感想を聞いてみると、「サイトの造りが若者向けで、古書の買取は依頼しづらかったよ。」 と、衝撃の事実が告げられました。はわわ。
確かに古書や医学書、法律書などの専門書の類をお持ちの方にはライト過ぎる造りなのかな?とも思いましたが、コミックや新刊書等のライトなものの どちらかを切るには、どちらも好きな私には荷が重い話で、これについては 別の解決策で乗り切ろうと思った次第です。
本日は100冊弱の本をお売りいただき、ありがとうございました!
※写真はお客様の許可をいただき、一部を倉庫内で撮影したものです
買取実績 2013年10月3日