三条という職人の町で職人の値付け
こんにちは はなひ堂 新井です。
今日は朝9:00に買取の電話が鳴りました。場所は三条で、当店からは車で数分の場所。10:00までに完了するなら今日でもいいよ、というお電話に、「わかりました。今から伺います」とお答えして靴を履いたところで別のお電話が。
この方は買取ではなかったようですが、チラシを見てくれたようで、一度お会いしたいということになり、11:00に燕市の倉庫でお会いすることに。
どうしたはなひ堂、なんてタイトなスケジュールなんだ、と自分でも思ったし嫁にもLINEで返されたので、その通りなのかもしれませんが、最初の買取はもう少し余裕を持って明日以降でもよかったのかな?
いくら50冊も無いといわれたとはいえ、お客様は皆さん正確に大まかな本の冊数を数えられるとは限らないし、電話口で100冊くらいと言われて500冊を超える買取になることなんてザラだろう、古本屋あるあるだろう、と思って、いやーみなさんこういうときはどうしてるんだろう、と疑問に思ったり反省したりしているのですが、皆さんいかがおすごしでしょうか。長いですね。
そんなわけでお家に到着すると、本を玄関に用意していてくださいました。
さて、一冊づつ査定しようと思っていたところ、お家の方から「どうせ捨てるつもりだったので、一冊一冊やらなくても適当に見繕って
金額を出してくれればいい。時間もないし。」と言われたので、ひさしぶりに一山いくらで値段を付けさせていただきました。
実は一山いくらで出す金額は一冊づつ査定した場合より若干安いことが多いのですが(当店調べ)、ではそれを考慮して多少高い金額を付ければいいかというと、それでも多少安いんですね。
なんなんでしょう、これが古本屋の防衛本能(?)なのでしょうか。未知の敵(本)を前にして働く防衛本能なのか。はたして敵なのか味方なのかよくわかりませんが、とにかく一山いくらで値段を付けるために嗅覚を働かせること数秒(経験で大概わかるんですね不思議なことに)、頭の中のそろばんがはじき出されましたので、お客様にお伝えしました。
その後、数分で車に積み込んで、無事に10時までに終了しました。ほっ。
そして11時からは燕市の倉庫で人と会うことに。 三条のウェブ作成をしている方で、サイトにバナーを貼らないか?
というご提案をしていただきました。
掲載サイトのPVや料金体系、掲載後の施策などをお聞きしたところ、残念ながら当店向けではないような気がしたので、今回はパスさせて
いただきましたが、地域密着店が地域密着サイトからリンクを受けるのは、ひょっとしてPV以上の効果があるのかもしれないとふと思ったり。
いやいやそもそもgoogle的にはお金をもらってリンクを貼るのは禁止されているだろう、いやいや広告掲載だから、そもそも当店ウェブプランナーに相談しないと、と普段使わない頭の一部を活性化させていただき、とても有意義な時間でした。
本日は本をお売りいただき、ありがとうございました。
はなひ堂ブログ 2013年10月11日