お叱り頂いた雑誌のバックナンバーについて

こんにちは。
はなひ堂新井です。


先日ネットで当店が販売している商品について、お客様から「会社四季報の現行版が欲しいのだが、おたくでは2015年のものが出品されている。こんな昔のものが欲しい人がいるはずないのに売っているとは何事か!」というお叱りの電話がありました。

古本屋ならば誰もが知っていることですが、会社四季報のバックナンバーは人気のある商品です。

私は四季報の内容を深く理解しているわけではないのですが、この雑誌の読者層と思われる株式に興味がある方はさすがというかなんというか、過去の情報まで把握しておく必要があるということなのでしょうか。

これは各大学の過去問を集めた大学受験参考書の通称「赤本」と同様に、現行のものに飽き足らず、それよりも昔の問題にもあたって万全を期しておきたいということと同様の使用法に思われます。


こういった真っ当な(?)使用法のある雑誌バックナンバーは強いです。

他にも天文や将棋年鑑などの年鑑系なども真っ当な使用法のあるバックナンバーだと思われます。

私も高校時代に全NBAプレイヤーが載った増刊号(たぶん「ダンクシュート」だったと思います)を数年分比較して楽しんでいた記憶があります。

こうやって書くとなにか悲しげな黒歴史のような気もしますが(^_^;)、数字や記録を年度ごとに追いかけるのは、こういった年鑑系雑誌の醍醐味だと思いますがいかがでしょうか。


査定に関しては、需要だけでなく中古市場に出回っている数にも左右されるため、「上記雑誌は全て高価買取!」と一概には言えないのですが、需要があるのは間違いありません。


そんなわけで上記お客様には四季報のバックナンバーの需要を説明し、なんとかご納得いただけたのですが、受話器を置いた後になぜか引っかかるものがあります。

「欲しい人がいるはずないのに売っているとは何事か!」

私は四季報の内容を深くは存じ上げていません。

そして内容を知らないまま販売している本も多数あります。

私が手に取らずスタッフが販売した商品などは当然知る由もありません。

そして出品されているネット上の本の中に、「欲しい人がいるはずのないのに売っている」商品があるかもしれません。

会社四季報だったから答えられました。

でも他の書籍で「欲しい人がいるはずのないのに売っている本」に思われたならばどう答えていたのだろうか、そう考えると暗雲が立ち込めてきます。

はなひ堂ブログ 2017年10月16日